「転職回数が多いと不利になる」とよく聞きます。
はじめての転職も緊張しますが、転職回数が増えてからの転職も不安ですよね。
今回は、転職回数が多い方ならではのアプローチ方法を一緒に考えてみましょう。
転職回数が多いと不利って本当?
ひと昔前にはよく言われた、「若いうちは同じ会社で3年は頑張らないと…」という台詞。
ひとつの職場に長く勤められるのが良いことだという認識は、まだまだ強いのが現状です。
その結果、転職回数が多いと、履歴書・職務経歴書を出した段階でマイナススタートになってしまうことがあるのです。
「転職回数が多いと不利」と言われてしまうのは、こういった企業側のイメージによるところが多いでしょう。
とはいえ、転職回数ですべてが決まるわけではありません。
あなたにとっては、どの転職にも意味があったはずです。
まずはそこから見直して、効果的なアプローチ方法を探していきましょう。
転職回数をごまかすのはNG!
「不利になる可能性があるなら、転職回数をごまかしてしまおう」と思ってしまうこともあるかもしれません。
面接の場で追及されることはめったにありませんが、源泉徴収票などによって本当のことはすぐにばれてしまいます。
転職回数をごまかすことは経歴詐称にあたるため、入社後に発覚すれば信用に関わりますし、最悪の場合は懲戒解雇になってしまうでしょう。
その先の転職活動にも響くので、正直に記入するようにしてください。
転職回数の多さを武器にするには
一般的に、転職回数が多いことはマイナスにとられがちですが、必ずしも不利になるわけではありません。
転職回数が多いということは、それだけ多くの場所で仕事をしてきたということです。
ひとつひとつの仕事で得たものを振り返って、転職回数の多さを武器にしていきましょう。
一貫性をアピール
まずは、これまでやってきた仕事に共通点がないか探してみましょう。
例えば、転職回数が多くてもずっと同じ事務職に携わっている場合は、勤める企業が変わっても共通の業務があるはずです。
◆面接回答例
このように、同じ職種を経験しているなら、積み重ねによって身についたスキルをアピールすることができますね。
また、転職する度にばらばらな職種を選んでいた場合は、仕事内容以外で共通点を探してみてください。
仕事を選ぶ際の基準や、それぞれで感じたやりがいなど、きっとなにか通じるものがあるはずです。
共通点が見つけられれば、「一貫して継続する力」をアピールすることができます。
◆面接回答例
このように、「長続きしなさそう」というイメージを覆すような仕事選びのこだわりがあるとなお良いでしょう。
複数の企業での仕事経験をアピール
複数の仕事経験があっても、ただ渡り歩いた企業の名前を挙げるだけでは「転々としただけじゃないか」と思われてしまいます。
まずはそれぞれの企業での経験を具体的に思い出し、これからの業務や働く姿勢につながるものがないか考えてみましょう。
なにかつながりそうな経験が見つかれば、掘り下げて志望動機にすることもできますね。
直接つながるものがなかったとしても、「その経験をしたからこその視点」が武器になるかもしれません。
これまでの経験は、あなたの貴重な財産です。様々な角度から転職活動に活かせそうなものを探してみましょう。
◆面接回答例
これまでの経験をすべて話そうとすると、話題がばらけてしまいます。
今回のように、営業事務に転職したい場合は、そのお仕事と関連性の高いものを選んで集中的にアピールするのが効果的です。
どこに軸を置いて話すか、判断する力も求められます。
成果は数字でアピール
転職回数が多いことに加え、それぞれの勤務期間が短いと「なにも習得できていないのでは?」と思われてしまいます。
ひとつひとつの仕事を振り返り、それぞれの成果を整理してみましょう。
「自分のアイデアで売り上げが○○%伸びた」など、自分がいたからこその成果を数字で具体的に説明することができればさらに効果的です。
「頑張りました」だけでは正当な評価を得ることはできません。
数字にすることが難しい場合も、少しでも具体的に提示できるよう心がけましょう。
これまでとこれからをつなげる
これまでの振り返りと同じく大切なのは、これからのキャリアプランを考えることです。
転職回数の多さには、「働く意欲が薄いのではないか」というイメージもあります。
そう思われないためにも、今回の転職がいかに前向きなものであるかを示すことが重要です。
その企業でこれからどのように働いていきたいかを明確にして、気持ちに説得力を持たせましょう。
そこで活躍するのは、やはりこれまでの経験です。
「これまでこういう風に働いてきた経験を活かして、今後はこうなりたい」という形でこれからのキャリアプランをアピールしましょう。
▼転職回数が多くて不安なMさん…
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退職理由をどう伝える?
「転職回数が多い」ということは、退職した回数も多いということです。
面接でそれぞれの退職理由について聞かれることもあるので、事前に整理しておきましょう。
特に、ネガティブな理由で退職した場合には注意が必要です。
- 人間関係がうまくいかなかった
- お給料に不満があった
- 残業が多いなど労働条件に対する不満があった
このような、労働環境による退職は、どのような理由があってもよい印象は与えられません。
そのまま伝えてしまうのではなく、言い換えを考えましょう。
例えば、ただ「残業が多くて耐えられなかった」と伝えてしまうと愚痴っぽく聞こえてしまいますよね。
「より効率的に働きたい」と伝えることができれば、働く意欲をアピールすることができるでしょう。
▼その他、退職理由の言い換えについてはこちらの記事でご紹介しています。
退職理由は伝え方によってプラスにもマイナスにもなります。
次につながる言い換えを考えて、ポジティブな印象を与えられるようにしましょう。
育児、介護…やむを得ない事情による転職
転職回数が多い方のなかには、育児や介護など、やむを得ない事情による転職が大半という方もいらっしゃるでしょう。
子どもや要介護者の都合に合わせて働くとなると、どうしても勤務時間が短くなったり、職場との折り合いがつかなくなってしまうことがありますよね。
正社員からのキャリアダウン、場合によっては長いブランクも発生しがちなケースです。
そういった場合は、正直に退職理由を説明して、これからのビジョンを説明しましょう。
転職回数も多くブランクもある場合は、育児や介護など仕事以外のことに専念していた間に得たものをアピールするのもよいでしょう。
仕事から離れていたからこそ見えたものもあるはずです。
「ブランクがあるから…」と諦めず、しっかり見つめ直してみましょう。
転職回数の多さをプラスに!
転職回数が多いことに対するマイナスイメージは、まだまだ根深く残っています。
一方で、複数の企業で働いてきた経験は、ひとつの企業で長く働く方にはない強みになることもあります。
転職回数の多さがプラスになるかマイナスになるかは、あなたの戦略次第です。
まずはこれまでの経験を振り返り、それぞれの企業で得たものを整理することから始めてみましょう。
そこに転職成功のヒントが隠れているかもしれませんよ。
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