介護パートに必要な資格・スキルとは

介護職パートへの転職!資格なしでもできる?必要なスキルと活かせる仕事とは

高齢化が進む現代日本では、介護の需要がどんどん増えています。それに伴い、介護職の求人もたくさん見られるようになってきました。

資格なしでも働けるお仕事があるため、パートとして介護職に転職する主婦さんもたくさんいらっしゃいます。

「親の介護をしていたから大丈夫だろう」と思っている方、ちょっと待って!

実際に介護の現場で働いてみると、自分の親族のようにはいかない、大変な場面がたくさんあります。

今回は、介護職で働くために必要なスキルや、持っておくとお仕事の幅がひろがる資格について解説します。

記事の後半では、介護職パートを目指すあなたのスキルを活かせるその他のお仕事もご紹介しています。ぜひお仕事探しの参考にしてください!

 

介護職ってどんなもの?

介護パートの働き方とは

勤務場所

介護職には大きく分けて、施設介護訪問介護があります。

働く場所が老人ホームなどの施設か、各利用者さんのご自宅かという違いがあります。

しかし、訪問介護は基本的に資格がないと働けないので注意しましょう。

ここでは、介護施設について代表的なものをいくつかご紹介します。

特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホーム(特養)は、社会福祉法人や地方自治体などの公的機関が運営する介護施設です。

公的機関の運営のため安定性があり、料金も安いことから人気を集めています。

その分、入居待ち状態の人も多く、地域によってはなかなか入居できないというデメリットもあるようです。

65歳以上で、要介護認定3以上であることが基本的な入居条件となっています。

有料老人ホーム

企業や医療法人など、民間での運営が主となる施設です。

特別養護老人ホームに比べると、入居費用がかなり高い傾向にあります。

有料老人ホームは、介護サービスを受けられる「介護付き」、要介護でも入居できますが、自立度の高い方が多く見守りが中心となる「住宅型」、ひとり暮らしをサポートするような様式の老人ホームで、要介護の方は入居できない「健康型」の3つに分けられます。

このように、同じ「有料老人ホーム」というくくりでも、施設によって入居できる条件が異なり、受けられるサービスも様々です。

グループホーム

グループホームは、「認知症対応型老人共同生活援助施設」とも呼ばれ、主に認知症の方のケアを行う施設です。

5~9人程度の「ユニット」と呼ばれるグループ単位で共同生活を行うなど、アットホームなサービスを受けられるのが特徴です。

65歳以上であること、要介護認定2~5であること、認知症の診断を受けていることなどが基本的な入居条件とされています。

介護ってパートでもできるの?

介護職は、朝から晩まで仕事!というイメージがあるかもしれませんが、パートとして働く方も少なくありません。

パート勤務のメリットは、勤務時間・勤務日数の柔軟さにあります。

勤務時間については、日勤・夜勤を交代で務めるパターンが多いですが、パートであれば「昼間だけ」「4時間だけ」など、細かく勤務の希望を出すことができます。

事前に勤務可能な日時を届け出て、その範囲で働くことができるので、長時間働くのが難しい場合や、家事・育児と両立したい場合も働きやすいでしょう。

正社員よりも休日がとりやすいのもパート勤務の魅力です。

また、扶養内勤務OKのところもあるので、働き方について事前に相談しておきましょう。

仕事内容は資格の有無で決まる!

介護パートは資格の有無で仕事内容が違う

介護の仕事は掃除や洗濯、部屋の片づけなどの「生活援助」と、食事や入浴、排せつなどの介助を行う「身体介護」に分かれます。

利用者の身体に触れる「身体介護」は資格がなければできません

資格なしでも挑戦できる介護職ですが、実際に働いてみると、資格がないとできない仕事が多いと感じる場面がたくさんあるでしょう。

さらに、お給料の面でも、資格手当がついたり時給がアップしたりと、資格があった方が断然お得です。

介護のお仕事を長く続ける予定であれば、まず資格を取得することをおすすめします。

介護に関わる代表的な資格には、このようなものがあります。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級相当)は、一番取得しやすい介護資格と言われています。

介護経験や学歴などの制限がなく、初心者でも受験することができます。

取得には専門のスクールに通う、通信講座を利用するなど様々な方法があり、最短1か月での取得が可能です。

介護に必要な知識を得ることができるので、まずはこの資格に挑戦してみましょう。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、さらに専門的な介護知識を学び、質の高い介護サービスを提供するための資格です。

この資格を取得することで、サービス提供責任者として働くことができます。

制限は特に設けられていない場合が多いですが、介護職員初任者研修の資格を持っていないと受験できないこともあります。どちらにせよ、先に介護職員初任者研修を受講して基礎知識を持っておくのがおすすめです。

介護福祉士になるためには必須の資格なのでライフプランと照らし合わせて考えてみましょう。

介護福祉士

介護福祉士は、介護関連の資格のなかでは唯一の国家資格です。

そのため、取得のハードルがとても高くなっています。

受験条件は、介護施設での3年以上の実務経験と、介護福祉士実務者研修の修了です。

キャリアアップを目指すなら、介護福祉士を目指してみましょう。

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資格なしでも働ける仕事

介護助手(介護補助)など、資格がなくてもできる仕事を積極的に募集している施設もあります。

部屋の掃除や洗濯、利用者さんとのお話などの「生活援助」をはじめとした、介護福祉士などの資格を持った職員のサポートが主なお仕事です。

資格が必要ないお仕事なのでお給料は低い場合が多いですが、「身体介護」がない分、少ない負担で働くことができます。

身のまわりのお世話をするのがすきな方、とりあえず介護の現場を経験してみたい方は、まずは介護助手からはじめてみるのもよいでしょう。

介護職に必要なスキル

介護職パートに必要なスキル

コミュニケーション能力

介護職で働くうえでは、コミュニケーション能力が不可欠。

日々の会話だけでなく、利用者さんそれぞれの特徴や気をつける点などをスタッフ間で共有することも大切です。

利用者さんのなかには、介助される度に抵抗したり、ずっと怒っているような方もいらっしゃいます。

特に、入浴や排せつなどのプライベートな部分の介助については、利用者さんの心を傷つけないような配慮が必要です。

また、利用者さんだけでなく、そのご家族とのコミュニケーションも非常に重要です。

家族の形は様々なので、頻繁にお見舞いに来られる方もいれば、利用者さんに対してつらく当たるような方もいらっしゃいます。

ラインの見極めは非常に難しいですが、ご家族の方々にも利用者さんを気持ちよく任せていただけるよう、伝え方ひとつにも気を配りましょう。

観察力

介護職は、日々の観察が重要です。

高齢の方が多い環境なので、ちょっとしたことが大きな病気やケガにつながってしまいます。

「今日はあまりご飯を召し上がらないな」「いつもより呼吸が苦しそうかも…?」など、注意深く利用者さんを見ていれば気づけることはたくさんあります。

小さな変化も見落とさないように、日ごろから利用者さんの様子をしっかりと観察しておきましょう。

情報・知識の吸収力

介護の現場では、たくさんの情報や知識が必要になります。

まずは、介護という仕事自体の知識が必要です。

資格取得などによって一般的な知識を得るのはもちろん、日々変わっていく介護業界の情報や新しい設備など、覚えることがたくさんあります。

また、利用者さん単位でも様々なことを覚えておかなければなりません。

日々の食事をはじめとした介助で気をつけることや、どんな話題だと話が弾むのかなど、利用者さんによって様々な特徴があります。

それぞれの利用者さんに満足していただけるように、特徴や注意点を覚えておきましょう。

体力

介護職は基本的に立ったままだったり、施設内を歩き回ることが多いお仕事です。

また、重いものを運んだり利用者さんの身体を支えたりする場面もあるので、ある程度の体力が必要です。

他にもある!スキルが活かせるお仕事

介護職のスキルを活かせる仕事

家事代行

日々の家事の延長線上で働きたいなら、家事代行がおすすめ!

「誰かの役に立ちたい」「サービス利用者とコミュニケーションをとるのがすき」という方にとってはおすすめのお仕事です。

介護職と同じく、「コミュニケーション能力」「体力」「気遣い」が必要となります。

特別な資格などは必要ありませんが、その家庭独自のルールやこだわりがある場合が多いので、依頼内容をよく聞いてご満足いただけるサービスを提供しましょう。

主な仕事内容

料理や掃除など、依頼された家事を行います。

訪問先の家庭にあるものを利用する場合が一般的ですが、掃除道具などを会社から持参する場合もあります。

清掃

「誰かの助けになりたいけど、コミュニケーションに自信がない…」という場合は、清掃のお仕事がおすすめ!

働く場所にもよりますが、基本的に特別なスキルや資格は必要ありません。

こつこつ作業することが苦にならない人、またきれい好きである人にはぴったりです。

主な仕事内容

オフィスやショッピングモールなどの清掃を行います。

ホテルや屋外のイベント会場など、場所によってはかなりの体力が必要な場合があります。

また、電車内やショッピングモールのお手洗いなどの清掃であれば、すばやい作業を求められることもあるので、応募の際には勤務先についてもよく確認しておきましょう。

販売職

「たくさんの人と接したい」「お客様との距離が近い方が働きがいがある」という方におすすめなのが販売職です。

お客様の「ありがとう」が届きやすく、やりがいがあるお仕事。

「コミュニケーション能力」が最も重要です。

専門的な知識などはなくても始められることが一般的ですが、「情報・知識の吸収力」を活かしてお客様に寄り添った接客ができれば、より喜んでいただけますよ。

洋服や雑貨など、興味のある分野のお店に飛び込むのも楽しいですね。

主な仕事内容

接客やレジ対応、商品の陳列などが主なお仕事です。

商品ごとの特徴や違い、使い方などを尋ねられることが多いので、お客様からの質問に臨機応変に答えられるようにしましょう。

はじめから専門知識を持っている必要はない場合が多いですが、働きながら知識を吸収しておくと、いざという時に焦らず対応することができます。

 

▼販売職のお仕事については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!

働き方とスキルで選ぼう

パートはスキルから選ぼう

親の介護を経験して、「これなら仕事にできそう!」と思う方も多いですが、やってみるとなかなか難しいのが現実です。

資格がないまま飛び込んでしまうと、なかなかお給料が上がらなかったり、思うような仕事ができなかったりと、やきもきしてしまうこともあります。

長く働けるパートに転職するなら、「介護職を続けるために頑張って資格をとる」か、「スキルを活かせる他のお仕事を探してみる」か、これからの働き方についてよく考えてみましょう。

はじめから「介護職で働く!」など業界でしぼってしまうのではなく、広い視野で様々なお仕事を検討してみましょう。

思いがけずぴったりなお仕事が見つかるかもしれませんよ。

 

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