派遣で働く理由を考えよう～選ぶべきか、選ばないべきか～

2023年12月1日

「いろんな働き方がある中で派遣で働くのはなぜか？」

一般社団法人　日本人材派遣協会が行った
アンケート調査（2023年1月20日リリース）によると
以下のような結果が出ています。

派遣で働く理由

1.働く時間や時間帯を選べるため
2.勤務地を選べるため
3.働く時期や期間を選べるため
4.やりたい職種や業務内容を選べるため
5.すぐに仕事に就けるため
6.賃金が高いため
7.希望する条件に合う仕事を派遣会社が探してくれるため

と続きます。

次に年代別の結果です。

1.働く時期や期間を選べるため
2.やりたい職種や業務内容を選べるため
3.賃金が高いため
4.働く時間や時間帯を選べるため
5.すぐに仕事に就けるため

1.働く時間や時間帯を選べるため
2.勤務地を選べるため
3.働く時期や期間を選べるため
4.すぐに仕事に就けるため
5.やりたい職種や業務内容を選べるため

1.働く時間や時間帯を選べるため
2.勤務地を選べるため
3.働く時期や期間を選べるため
4.やりたい職種や業務内容を選べるため
5.すぐに仕事に就けるため

1.これまでの就業経験を活かせるため
2.働く時間や時間帯を選べるため
3.勤務地を選べるため
4.雇用保険・健康保険・厚生年金に加入できるため
5.働く時期や期間を選べるため

ライフスタイルの多様化により働き方も様々になったことで
時間や期間を重要視した働き方のニーズが高いことがわかります。
プライベートや趣味などに重点をおいた働き方が
新しいワークスタイルとなっているようです。

また派遣社員のこれまでの働き方を見てみると
派遣社員以外の就業形態の経験がない人の割合は
アンケートをとった全体の0.8％しかいないそうです。
ほとんどの方が正社員や契約社員、パート、アルバイトなどでの
勤務経験を経て、現在派遣社員として働いています。

その中で、正社員経験者は86.5％にのぼり、
5年以上正社員として勤務した人は66.6％を占めています。

そんな方々の正社員を辞めた理由は
以下のとおりです。

1.職場の人間関係や組織に拘束されるため
2.家事に専念するため
3.健康上の理由
4.育児に専念するため
5.賃金が低いため
6.やりたい職種や業務内容を選べないため
7.勤務地を選べないため

と続きます。

最も多い理由に挙げられた
「職場の人間関係や組織に拘束されるため」ですが、
職場は自分で選択することができますが、
一緒に働く人を選択することは基本できません。

これは正社員に関わらず、
どんな働き方においても避けては通れない問題なのかもしれません。
そういった問題に直面した時の選択肢として
派遣社員を選ぶことが多いと考えられます。

一昔前は入社した会社で、
定年まで勤めあげるといったことが美学として
捉えられていたかもしれませんが、
今はそんな考え方は古いようです。

転職が当たり前となった今では、
自分の将来のビジョンに当てはめて、
その成果が見込めないと判断した時点で決断するといった行動が
一般的と言えるのではないでしょうか。

また理由の上位にある
「家事に専念するため」や「育児に専念するため」は
昔に比べて企業としての取り組みが改善されてきているとは言え、
まだまだ正社員として働く上での両立が難しいといった
現状が浮き彫りになっていると言えます。

今回のアンケートに関しては回答者の9割以上が女性ということで、
一概にこれがすべてと言い切ることはできませんが、
派遣で働く理由を考える上でとても参考になる結果だと思います。

これから派遣で仕事をお考えの方も、
ご自身の現状に当てはめてみてぜひ参考にしてください。

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