【転職×学歴】専門学校卒業で「大卒以上」の求人に応募できる？

2月に入りました。

転職活動中の皆さん！

いよいよ転職のベストシーズンですよ！

4月入社に向けて、頑張りましょうね。

今回は、仕事選びに関わる「学歴」のお話です。

 

「高卒以上」「大卒以上」その意味は？

求人票を見ていて、「学歴」の部分を気にされたことはありませんか？

「高卒以上」や「大卒以上」など、特に商社やメーカーなどの募集ではよく見られますね。

まずは、それぞれの意味について読み解いていきましょう。

高卒以上

いわゆる高等教育の中で最低限、高校を卒業していることが条件です。

高校・高専・専門学校・短大・大学・大学院などの卒業者が対象になります。

※「高卒認定試験」（旧称：大検）の合格者は、高卒以上と認められるケース・そうでないケースがあります。

大卒以上

4年制の大学を卒業していることが条件です。

大学・大学院などの卒業者が対象で、短大卒は一般的には当てはまりません。

短大卒以上・専門学校卒以上

短大は一般的に2年制の学校の卒業です。

専門学校も2年制と1年制がありますが、大体いずれかの卒業が条件です。

「短大卒以上」と「専門学校卒以上」は、概ね同レベルと捉えられています。

 

専門学校卒の人のお話

看護の専門学校を卒業したAさん。

病院の看護師として働いていましたが、医療従事者ならではの業務のハードさから転職を考え始めました。

在学中の2年間、学習塾でアルバイトをした経験があり、教育に携わる仕事をしてみたいと考えています。

いくつかの企業に興味を持ったようです。

 

ところが、求人票を見ると、応募資格の所に「大卒以上」と書いています。

個別指導塾、家庭教師、予備校…。

見つけた求人はあれもこれも「大卒以上」です。

諦めないといけないのかな、と思いました。

 

しかし結果的に、Aさんは「大卒以上」と書かれていた企業に採用されました。

「専門学校卒でも応募できますか？」と企業に確認したのです。

採用担当者からは「学歴はあくまでも目安ですので、ぜひご応募ください」というお返事があったといいます。

初任給は大卒の人よりもわずかに低かったのですが、お仕事を頑張って2年目には昇給を果たしました。

 

学歴要件は企業に相談してみよう

応募資格に「大卒以上」とある場合、

●書類選考の段階で不採用
●選考を受け付けてもらえない

というケースはもちろんあります。

ただし、100％不採用というわけではありません。

大学を卒業していなくても、「大卒以上」の求人に応募することは可能です。

 

また、学歴要件の意味についての説明で「一般的に」「概ね」「大体」と言いましたね。

つまり、学歴について世間に共通する縛りはないのです。

それと同じように、募集内容の応募資格にある「学歴」は、一つの目安として記載されている場合が少なくありません。

 

企業や募集職種によっては、大卒以上が必須という所もあります。

応募したいお仕事を見つけて学歴要件が気になる時は、まず一度採用担当者に問い合わせてみると良いでしょう。

求人票を見て希望する会社をすぐに諦めなくても大丈夫です。

 

学歴よりも大事なのは「経験」

採用において、学歴を重要視する企業は実はそれほど多くありません。

企業が最も重視することの一つが「実務経験」だからです。

特に、専門知識や技術を求められる職種においては、採用の決め手として「経験」がより重要になります。

これはキャリア採用（中途採用）の特徴でもあります。

職歴の無い新卒の就職活動とは大きく異なる点です。

 

また、複数の職種を募集している企業もチャンスです。

技術職の他にも営業職・事務職など、いくつかの職種で募集している企業もありますね。

この場合、職種によって重視するポイントは異なるものの、求人票には全て「大卒以上」と記載されていることがあります。

特に専門性が高い職種の場合は、実力や経験があれば興味を持ってもらえる可能性はあります。

 

企業が設定する学歴の基準は、その職種に求める人物像によることも多いです。

「必要な経験は満たしているけど学歴が足りない…」という方は、まず問い合わせ・応募にトライしてみましょう。

 

「大卒以上」の求人に応募するには

ここまで見てきたように、実際の学歴を満たしていなくても応募できる可能性があります。

企業によって方針は異なるので、チャレンジする値打ちはあります。

そのチャレンジを成功させるには、書類選考を通過して面接へ持ち込まなければなりません。

ここで大事なのが、経験・スキルをアピールすることです。

 

応募資格に「大卒以上」と記載されている場合、やはり大学卒業者に分があるとは言えます。

しかし、専門的な職種においては実力や経験が、学歴よりも重視されることもあります。

「大卒以上」の資格を満たした応募者も当然います。

専門的な経験・スキルを応募書類の中でアピールし、採用担当者の興味を引きたましょう。

そうした実績や経験は、職務経歴書に詳しく明確に記入することになります。

 

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