建築を支えるCADオペレーターのお仕事。
活躍するためにはどのようなスキルが必要なのでしょう。
今回は、CADオペレーターに必要なスキルを解説します。
そのスキルを活かして働ける他のお仕事もご紹介するので、これからの転職活動の参考にしてください。
CADオペレーターのお仕事って？
CADオペレーターは様々な業界で活躍していますが、今回は「建築」にしぼってご紹介します。
主なお仕事内容は、設計士が作った設計図をデータ上に再現することです。
その後は細かな修正・調整に対応していくことになります。
「そもそもCADって？」「具体的にはどんなお仕事？」など、詳しくはこちらの記事をチェック♪
CADオペレーターに向いてる？必要なスキルとは
理解力
最も重要なスキルのうちのひとつは、理解力です。
CADオペレーターのお仕事は、まず設計士の作成した設計図を正しく理解することから始まります。
そのためには、ある程度建築・設計に関する知識があるとスムーズです。
採用条件として挙げられていないこともありますが、まったく知識がない状態ではつまずいてしまうかもしれません。
コミュニケーション能力
CADオペレーターのお仕事は、ひとりでもくもくと作業をする時間がほとんどです。
しかし、重要な場面ではコミュニケーション能力が必要になってきます。
細かな修正・調整指示のなかには複雑なものもあるため、思い込みで進めてしまうと、重大なミスにつながってしまうかもしれません。
少しでも「おや？」と思うところがあったら、その都度設計士に確認することが大切です。
細やかに連携をとることで、仕事の質を向上させることができます。
そのためには、普段から周囲とのコミュニケーションをとっておく必要があるでしょう。
正確さ
CADオペレーターの仕事の基本は、設計士の指示通りの設計図をデータ上に再現することです。
当然、正確さが求められます。
指示に忠実であることはもちろんですが、鵜呑みにすればよいというわけではありません。
指示内容が設計上正しいかどうかという部分で違和感を持つことができるとなおよいですね。
スピーディーさ
時に、計画の進行に伴って何度も修正が入るようなケースもあります。
そういった場合には特に、スピーディーさが求められます。
土壇場になってからの修正には焦りも出てきてしまいますが、正確さを第一に、なるべくはやめに作業を完了できるようにしましょう。
パソコンスキル
CADオペレーターになるには、ある程度のパソコンスキルがあるとよいとされています。
実際にメインで扱うのはCADですが、データの管理などをパソコン上のソフトで行うことも多いためです。
ある程度の操作方法を知っていると助かることもあるでしょう。
CADオペレーターは未経験でも大丈夫？
必須の資格はない
CADオペレーターになるために、必須の資格はありません。
そのため、未経験・資格なしでもOK！という求人はいくつかみられます。
設計・製図の知識
こちらも必須ではありませんが、設計・製図の知識があるとより働きやすくなるでしょう。
CADオペレーターは自分で設計図を作成することはありません。
しかし、まったく知識がない状態では、設計士からの指示内容を理解できないという問題が出てきてしまいます。
建築業界でCADオペレーターになろうと思うのであれば、設計・製図についての知識も事前に備えておくとよいでしょう。
CADは使える？
特に転職の場合、CADをある程度使えることを前提として採用活動を行っている企業も少なくありません。
どこも即戦力がほしいのです。
そのため、未経験からCADオペレーターを目指す場合は、事前にCADのスキルを身につけておくと有利と言えます。
独学もしくは専門のスクールに通うなどして実際の操作を学んで、まずは応募の最低条件をクリアしましょう。
▼建築の知識を活かしたい！未経験からの挑戦エピソードはこちら♪
スキルを活かして働ける！他のおすすめお仕事
CADオペレーターに必要なスキルは以下の通りです。
- 理解力
- コミュニケーション能力
- 正確さ
- スピーディーさ
- パソコンスキル
- CADスキル、設計・製図知識
スキルを持っていても、技術や知識がなくてはうまく活かせないこともあるCADオペレーターのお仕事。
興味があっても、すぐには挑戦できない！という方も多いかもしれませんね。
そこで、今回挙げたスキルを活かして働ける他のおすすめお仕事をご紹介します。
転職を成功させるには、視野を広く持つことです。
意外なところにあなたにぴったりなお仕事があるかもしれませんよ。
IT・クリエイティブのお仕事
プログラマー
☆活かせるスキル
- 理解力
- コミュニケーション能力
- 正確さ
- スピーディーさ
IT・クリエイティブ業界も、知識や技術を備えておく必要があるものがほとんどですが、スキルを活かせそうなお仕事もいくつかあります。
プログラマーも、知識を元にした理解力とコミュニケーション能力が重要なお仕事です。
SE（システムエンジニア）が設計したシステムを実現するため、プログラミング言語を用いて作業を行います。
立場的には、CADオペレーターとも似ていますね。
事前の勉強はもちろん必要ですが、正確・スピーディーな作業進行を活かして働くことができます。
Webデザイナー
☆活かせるスキル
- 理解力
- コミュニケーション能力
- スピーディーさ
なにかを生み出してみたい！という方には、Webデザイナーのお仕事もおすすめです。
抽象的な依頼でも、コミュニケーション能力を駆使して少しずつイメージを引き出し、依頼主が求める状態に近づけることが大切です。
Webデザインの知識はもちろん、画像編集ソフトなどの使い方を知っていれば始めやすいでしょう。
事務・総務・企画のお仕事
事務職
☆活かせるスキル
- コミュニケーション能力
- 正確さ
- スピーディーさ
- パソコンスキル
転職先候補としても人気の事務職ですが、パソコンスキルがあればアピールポイントになるでしょう。
事務職は「できて当たり前」「間違いはなくて当たり前」の世界なので、正確さ・スピーディーさを存分に活かすことができます。
さらに、コミュニケーション能力があれば、社内外との連携もうまくとれるので重宝されますよ。
専門職・その他のお仕事
インテリアコーディネーター
☆活かせるスキル
- 理解力
- コミュニケーション能力
- CADスキル、設計・製図知識
建築やインテリアに興味があるなら、インテリアコーディネーターのお仕事も見ておきましょう。
ご要望を聞き、理想の空間を作り出していくには、理解力やコミュニケーション能力は欠かせません。
見映えのよさだけでなく、それぞれの用途に合ったインテリアを選ぶためには、建築などの基礎知識も必要です。
どちらにせよ勉強は必要ですが、インテリアがすきならきっと楽しく働くことができるでしょう。
スキルはOK！知識・技術も忘れずに
CADオペレーターのお仕事が気になったら、まずは今回挙げたスキルと自分自身を照らし合わせて、向いているかどうかをチェックしてみましょう。
必要なスキルは持っている！と思ったら、今後は知識や技術についても考えてみることが大切です。
企業によってはしっかりとした研修を用意しているところもありますが、即戦力を求めているところも少なくありません。
イメージだけで飛び込んでしまうのではなく、実際の知識や技術を身につけることができるかどうかも含めて検討してみましょう。
▼挑戦する前に…
事前に知識や技術が必要！といっても、いつ勉強すればいいの？
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