転職活動において必須アイテムの「応募書類」。
今回はその中でも「職務経歴書」にフォーカスを当て、5つのポイントをお伝えします。
これから作成する方はもちろん、すでに完成した方も、提出前の見直しとしてチェックしてみてくださいね。
職務経歴書の役割とは?
そもそも、応募書類として履歴書は必須ですが、それとは別に職務経歴書を書くのは何のためでしょう?
それぞれの役割から見ていきましょう。
履歴書とは?
履歴書とは、基本情報や学歴、職歴、資格など”応募者のプロフィールを大まかにまとめた書類”のこと。
基本情報(氏名、住所、連絡先、生年月日、性別など)
学歴(卒業した学校名や卒業年などの詳細)
職歴(過去の職歴を時系列順に列挙する。会社名、雇用期間だけを書くのが一般的)
資格(取得した資格や外国語の能力などに関する情報)
職務経歴書とは?
職務経歴書とは、これまでの職務経験や専門的なスキル、達成した成果に焦点を当て、”応募者の仕事に関する経験に特化した書類”のこと。
職務経験については、過去の職歴を詳細に記載します。会社名、役職、雇用期間だけでなく、担当業務、責任範囲、達成した成果、プロジェクトの詳細などについて記載することで、履歴書に書ききれない情報を伝えることができます。
つまり採用担当者は、履歴書で大まかな人柄を掴み、職務経歴書で具体的にどのような能力を持った人材なのかを知るのです。
職務経歴書作成の5つのポイントをチェック!
それでは履歴書と職務経歴書の違いを理解した上で、職務経歴書作成のポイントを押さえていきましょう。
今回は5つのポイントをご紹介。
1.職務経歴書はパソコンで作成がオススメ
一般的に履歴書は手書き・パソコンどちらでも良いとされていますが、職務経歴書はパソコンで作成したほうが見やすくなるケースが多いです。職務経歴書はA4用紙2枚程度にわたる書類になるため、手書きでは読みづらい印象を与えてしまう可能性があります。
WordやExcelを使用すれば、デザインの調整も自由に行えますので、読みやすい職務経歴書に仕上げることができ、書類を通しての自己プレゼン力をアピールできます。
2.過去の実績+これからの展望も記述
職務経歴書は、過去の職歴や実績だけを記入するイメージがありますが、それだけでは企業に熱意をアピールすることができません。
自身の強みとなる経験・資格・スキルが応募先企業でどう活かせるのか?これからの展望も一緒に記述するようにしましょう。
3.退職理由は ポジティブな内容で
ついついネガティブになりがちな退職理由も、ポジティブに言い換えることで採用担当者の印象はグッと良くなります。
人間関係が悪かったことが理由であれば、「チームワークを活かせる環境で働きたい」といったように、前向きで説得力のある表現を心掛けてください。
4.読みやすいレイアウト&文字サイズを意識
職務経歴書はひな形程度のフォーマットやテンプレートはありますが、詳細なまとめ方は自由なため、読みやすさを考えて作成することも重要です。
フォントや文字サイズ、ページを区切る位置、紙面の上下左右の余白などレイアウトを調整することで、読みやすさは大きく変わります。
5.読み手を意識したバランスの良い情報量
新卒で入社した企業の職歴は詳しく書かれているのに、直近の職歴は1行のみでは、バランスが悪く採用担当者が疑問に思ってしまいます。
職務経歴書を作成するときには全体のバランスも意識して、各項目に情報を盛り込みましょう。
5つのポイントをもとに実際に作成してみよう
①職務要約
職務要約は、職務経歴書の一番はじめに記載します。
これまでのキャリアを短い文章で端的にまとめたものです。
例えば本屋さんに行って本を選ぶときに、簡単な内容やあらすじを読んでから興味が湧いたら買うように、職務経歴書も冒頭部分が勝負です。
中途採用の場合、人事担当者が忙しい業務の合間に書類選考を行うことも多くあります。
職務要約があることによって、上から下まで全部読まなくても応募者の略歴を知ることができるわけです。
②職務経歴の詳細
続いて大切なのが「職務経歴の詳細」。
履歴書との違いでもお伝えしましたが、職務経歴書に書く内容は、履歴書に入れることのできない具体的な職務内容や実績をまとめるべきです。
×悪い例
- ルート営業
- 提案書や企画書の作成
- 見積書の作成
- アフターフォロー
〇良い例
- 中国エリアの担当顧客に対しOA機器のルート営業
- 担当顧客約100社。主に自動車メーカーや化学メーカーなどを担当
- 営業に伴う提案書や企画書の作成、見積書の作成等の事務作業
- 導入後の顧客に対するアフターフォロー等
- 自動車メーカーの新規開拓に成功し、22年度年間目標を130%で達成
このように、内容や実績について詳細や数字を 盛り込むことで、人事担当者も理解しやすく「こんな経歴を持っているならぜひ会ってみたい」と感じさせることができるのです。
③自己PR
職務経歴書の中で実は最も重要な項目が自己PRです。
自身の強みや価値をアピールするためにとても重要なので、必ず書きたい内容です。
下記の内容を参考にまとめてみてくださいね。
- 強みや特徴
自分自身の性格上や仕事への取り組み方、マインド面などの強みや特徴について記載しましょう。
他の候補者と異なるオリジナリティを出せるように、強みを活かした具体的なエピソードを盛り込んで書けると良いでしょう。
- 実績や成果
過去の経験で得た実績や成功事例を具体的に記載しましょう。
できる限り数字や具体的な事実を用いて、自身の能力や貢献度を示すことを意識してみてください。
- 専門的なスキル
自身が持っている専門的なスキルや知識について述べます。
特に、応募している職種や業界に関連するスキルを強調しましょう。
(営業職から事務へ、といったキャリアチェンジをする場合は、営業職の中で行っていた事務処理能力を書くなど)
- コミュニケーション能力やプレゼン能力等
これまでの経験からコミュニケーション能力をどのように培ってきたか、チームワークの面で活かせる協調性等について述べてみましょう。
プレゼンテーション能力、チームワーク、問題解決能力など、職務の遂行に必要なスキルをアピールしましょう。
- 今後のビジョン(どうなりたいか)
自身のビジョンやキャリア目標がある場合は記載しましょう。
短期的な目標や長期的なビジョンを明確にし、それに向けた意欲や情熱をアピールすることも効果的です。
成長意欲や学習能力についても、新しいスキルや知識を習得し、自己啓発に努める姿勢を伝えるのも良いでしょう。
- 課題解決能力
課題解決能力はどのような職場においても必要な力です。
実際の例や具体的な状況をエピソードとして伝えられるように、どのように問題を解決したのか、どのような改善をもたらしたのかを説明してみましょう。
まとめ
今回は職務経歴書作成の5つのポイントについてお伝えしました。
なかなか一人ではうまく書けない!と思う方はしごと計画学校に是非一度ご相談くださいね。
一人で転職が不安。そんな方はぜひしごと計画学校へ!
しごと計画学校では、現在の状況と向き合い、今後の条件を明確にするお手伝いをしています。
明確に方向性が定まっていない方も丁寧にお話をお伺いしますので、安心してくださいね。
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