システムエンジニアやプログラマーなど、高度な技術が必要なイメージのあるIT・クリエイティブ業界。
知識や技術を身につけることに必死になって、大事なことが見えなくなってはいませんか？
今回は、IT・クリエイティブのお仕事に必要なスキルを解説します。
まずは自分に向いているかどうかチェックしてみましょう。
同じスキルを使って活躍できる他の業界のお仕事もご紹介するので、転職活動の参考にしてください！
IT・クリエイティブのお仕事って？
IT・クリエイティブのお仕事は多岐に渡りますが、ここでは代表的なものをいくつか挙げておきます。
- SE（システムエンジニア）
- プログラマー
- テクニカルサポート
- Webデザイナー
- デザイナー・イラストレーター
- 編集・制作
「IT」も「クリエイティブ」も、パソコンを使って技術的な作業を行うものが多い印象ですね。
デザイナーなど「クリエイティブ」領域のお仕事は、それに加えて更なる発想力や想像力、表現力など芸術的な側面の技術・スキルが必要になってくるでしょう。
それぞれの仕事内容や特徴については、こちらの記事にまとめています。
IT・クリエイティブに向いてる？必要なスキルとは
集中力
IT・クリエイティブのお仕事は、パソコンに向かってひたすら作業をする時間が大半を占めます。
そのため、高い集中力が必要です。
例えばプログラマーの場合、システムを実現させるためのプログラミング作業はもちろん、組み立てた後のバグ修正にも多くの時間を費やすことになります。
もくもくと取り組むことのできるスキルがあるとストレスなく働けますね。
さらにシステムになにか不具合が起こった場合、素早く原因を突き止め、早急に復旧させなくてはなりません。
短時間で作業を終えるためにも、やはり集中力は欠かせないスキルです。
想像力・表現力
システム構築やWebページ作成といったお仕事の向こう側には依頼主となる顧客がいます。
直接顧客と打ち合わせをするケースもありますが、間に営業が挟まることが多いでしょう。
まずは営業を通して「こういった機能がほしい」「こういう感じのページを作りたい」といった要望を聞くところから始まります。
顧客も営業も、この時点では具体的なイメージが湧いていないパターンがほとんどです。
要望をリストアップして優先順位をつけ、実現させるための方法をひとつずつ考えていきます。
そのためには、たくさんの知識と想像力が必要です。
特にWebデザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブ系のお仕事の場合は、もちうる知識を応用できるだけの表現力がなければいけませんね。
説明力・提案力
顧客と直接やりとりすることがなくても、コミュニケーションをとらなければならない場面はもちろんあります。
まずは出来上がったシステムやWebページなどを説明するスキルが必要です。
基本的に説明する相手は営業ですが、その向こうにいる顧客も含めて、専門的な知識のある方はそう多くはいらっしゃいません。
専門用語をなるべく使わず、分かりやすい言葉に変換するだけでも、理解度に大きな差が出ます。相手の立場に立って工夫しましょう。
また、顧客の要望通りの対応ができない時にも、説明スキルが活躍します。
費用がかかりすぎる、システム的に不可能な動作だった、期日までに間に合わない…など、「できない」理由は様々です。
そういった場合には、「できない」という判断に至った理由とともに、他の方法を提案することができれば信頼を得ることができるでしょう。
なるべく顧客の要望を尊重し、近い形で実現できる方法を提案できれば、満足度がアップしますよ。
勉強し続ける力
IT・クリエイティブは、移り変わりが激しい業界です。
新しいシステム・プログラミング言語の台頭などによって流行が生まれ、全体の動きが大きく変わってしまうことも…。
たくさんの知識や技術が必要な業界ですが、事前に備えたものだけでは立ち行かなくなってしまうことを頭に入れておく必要があります。
そのため、常に新しい知識を吸収し、勉強し続けなければなりません。
知的好奇心が旺盛であること、IT・クリエイティブ業界に興味があることも同時に求められていると思った方がよいかもしれませんね。
管理能力
IT・クリエイティブ業界で働くには、あらゆる側面での管理能力が求められます。
まずはスケジュール管理。
決められた期限内に作業を完了させるため、逆算して作業を進めることができなくてはなりません。
作業を分担している場合、立場によっては要員管理も行います。
誰をどこに配置するか、いつまでに完成させるかなど、全体の動きを把握してミスのないようにしましょう。
そして、スケジュール通りに進めることと同じように、リスク管理も重要です。
「このシステムが最適だけど、作り上げるのに時間がかかる」「こういったバグが起こる心配がある」など、作業ひとつひとつに対して考えられるリスクを視野に入れて判断する必要があります。
不測の事態に備えて、余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。
スキルを活かして働ける！他のおすすめお仕事
今回ご紹介した、IT・クリエイティブのお仕事に必要なスキルは以下の通りです。
- 集中力
- 想像力・表現力
- 説明力・提案力
- 勉強し続ける力
- 管理能力
IT・クリエイティブのお仕事は、専門的な知識を持っていることはもちろん、それを説明するスキルがなければうまく伝えることができません。
パソコンに向かってもくもくと作業をするイメージがありますが、コミュニケーションスキルが求められる場面も多いことがわかりましたね。
ここからは、これらのスキルを活かして働ける他のお仕事をご紹介します。
たくさんの業界の情報を仕入れて、より自分に合った転職先を探しましょう。
専門職・その他のお仕事
ファッションデザイナー・パタンナー
☆活かせるスキル
- 集中力
- 想像力・表現力
- 説明力・提案力
- 勉強し続ける力
クリエイティブな仕事がしたい！洋服がすき！という方には、ファッションデザイナー・パタンナーのお仕事もおすすめします。
洋服のデザインをするファッションデザイナーと、実際の洋服にするための型紙を作るパタンナーは、必須の資格こそありませんが、知識や技術は必要です。
着の身着のまま飛び込むのは難しいお仕事ですが、やってみたい気持ちがあれば挑戦してみるのもよいでしょう。
通訳・翻訳
☆活かせるスキル
- 集中力
- 想像力・表現力
- 勉強し続ける力
通訳・翻訳のお仕事も、集中力や想像力・表現力が活かせます。
言葉は時とともに移ろうものなので、勉強し続けられるだけの知的好奇心や持続力が必要です。
特別な資格は必要ありませんが、語学だけでない広い知識がないと難しい部分もあるため注意しましょう。
CADオペレーター（建築）のお仕事
☆活かせるスキル
- 集中力
- 説明力・提案力
建築業界に興味があれば、CADオペレーターのお仕事も視野に入れてみるとよいでしょう。
設計士が作った設計図をデータ上に再現していくお仕事なので、細かな作業に耐えられる集中力が必要です。
言われた通りのものを作るだけでなく、設計士とコミュニケーションをとることも大切。
指示内容についての疑問・質問を正しく伝えるためには、説明力が求められます。
事務・総務・企画のお仕事
事務職
☆活かせるスキル
- 集中力
- 説明力・提案力
- 管理能力
ある程度のパソコンスキルがあれば、事務職でも重宝されます。
社内での書類管理が必要になるため、特にスケジュール管理スキルが活躍するでしょう。
スケジュール通りに書類を集められるように、社内外の方々に声かけを行うコミュニケーションスキルも必要です。
知識・技術だけじゃない！
IT・クリエイティブのお仕事は、多くの知識と高度な技術を元に成り立っています。
しかし、顧客の要望をかなえるためには、ひとりよがりではいけません。
しっかりとお話を聞いて理解し、よりイメージに近いものを作り上げるために、コミュニケーション能力も磨いていきましょう！
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