職場の人間関係がうまくいかないと、仕事そのものにも影響が出てしまいます。
その相手が上司だとつらさもひとしお。
転職すれば万事解決?
今回は、「上司と合わない」と感じた時の対策を考えます。
合わない上司の特徴
上司に対するもやもや。
その原因は人それぞれです。
まずは、「この上司とは合わないな」と感じるポイントを挙げてみましょう。
意見を聞いてくれない
指示が一方的で、こちら側の意見に一切耳を貸してくれない上司。
その仕事を長くやっている方であれば特に、自分の考えに絶対の自信を持っていることが多いです。
「指示通りに動いていればよい」というスタンスで、根拠ある改善提案でさえまったく取り合ってくれないことも。
すべてを否定されていくうちに、「もうなにをやってもムダだ」という気持ちになってしまいます。
何も指示してくれない
反対に、まったく指示をしてくれないパターン。
「あとは自分で考えろ」と仕事を丸投げしてくるタイプの上司です。
そういう上司に限って、「なぜもっと早く相談しなかった!」と後から叱責してくる傾向にあったりします。
相談もできず、自力でやったら怒鳴られ…の理不尽な繰り返し。
いつしか必要な報告すらもできなくなり、重大なミスにつながってしまうこともあります。
価値観が合わない
仕事の進め方ひとつをとっても、人それぞれ大切にしているものが異なります。
じっくり検討してから動きたいのに上司が重んじるのはスピード感、というのはあるあるですよね。
このようなミスマッチが起こっている場合、なにかをするたびに衝突してしまい、どんどん疲弊していきます。
エスカレートすると、人格を否定されているような感覚に陥ってしまうこともあるでしょう。
コミュニケーションがとれない
無口だったり常に怒っていたりと、コミュニケーションがとりづらい上司もいますよね。
同じ空間で仕事をしなければならない場合は、どうしても気になってしまいます。
意識的に無視するのも、無理にコミュニケーションをとるのもつらいものです。
直接業務と関係ない場面では、「なぜこんなことで悩まないといけないの?」という大きなストレスを感じてしまいます。
正当に評価してくれない
成果を正当に評価してくれない。
それどころか、部下の仕事をあたかも自分の手柄のようにしてしまう上司には腹が立ちますよね。
そうしたことが繰り返されると、仕事に対する意欲が失われるだけでなく、昇進・昇給も難しくなってしまいます。
トラブル時に守ってくれない
上司の役割としては、なにかトラブルが起こった時、会社全体の問題として火消しに協力してくれるのが理想です。
しかし、手伝ってくれないばかりか、自分ひとりに責任を押し付けてくるような上司もいます。
そうなると、これまでうまくやっていたとしても一気に信頼できなくなってしまいますよね。
「うまくいったものは自分の手柄にするのに、トラブル時は責任を押し付ける」という合わせ技を駆使する最悪のパターンに遭遇することも。
尊敬できない
上司の姿は、未来の自分の姿でもあります。
シンプルに、「こんな風になりたくない」と思う人の下で働くのはつらいものです。
一度そう感じてしまうと、上司の一挙手一投足が気に食わなくなってきます。
「上司と合わないから転職」の注意点
誰しも、合わないと感じる人はいるものです。
その相手が上司の場合、逆らうことが難しいぶんストレスもたまりやすいでしょう。
しかし、それを理由に転職に踏み切るのはちょっと待って!
▼人間関係を理由とした転職の注意点
業務に支障が出るほど合わないと感じるならば、転職もひとつの方法でしょう。
しかし、どこへ行っても独自の人間関係があって、1つのストレスもない職場には出会えないかもしれません。
人間関係を理由とした転職は、繰り返しやすいものです。
それを防ぐためにも、上司に対する不満は一度脇に置いて、今の自分の状況をひとつずつ分析してみましょう。
最終的に転職を選ぶとしても、人間関係以外のところに理由を見出しておくことが大切です。
上司以外の不満は?
「上司と合わない」ということ以外のお仕事への不満を挙げてみましょう。
嫌だと感じるところを掘り下げてみると、そもそも仕事内容とのミスマッチがあったことに気づくケースもあります。
その場合、上司が変わっても「合わない」という感覚は消えないので、別の職種への転職を検討した方がよいでしょう。
退職理由の説明準備
先程も述べたように、転職を選んだとしても「上司が合わなくて退職しました」と伝えるわけにはいきません。
- 適応能力が低いと思われる
- 嫌なことを人のせいにする印象を持たれる
- すぐ辞めてしまうのではと思われる
- パワハラなどがあったことを伝えても、自分に非がないことが伝わるとは限らない
▼退職理由言い換え例文集
退職理由は必ず聞かれるものです。
上司と合わなかったことを言い換える言葉、もしくはそれ以外の退職理由を考えておきましょう。
転職先に求めること
「上司と合わない」と感じるのは、自分の意見をしっかり持っていることの裏返しでもあります。
「嫌だ」「合わない」から一歩進んで、「こういう風に働きたい」という点を挙げてみましょう。
- お客様ひとりひとりに丁寧に接したい
- チームでコミュニケーションをとりながら仕事がしたい
- 自分のやり方で進めたい
転職先に求めることがはっきりしていれば、ミスマッチを防ぐこともできます。
内容によっては即退職も
その後の転職活動への影響を考えると、人間関係を理由とした退職はおすすめできません。
しかし、その内容によっては即退職した方がよいと思われるケースもあります。
- パワハラ・セクハラなどなんらかのハラスメントを受けている
- 容姿や言動などを執拗にからかわれる
- 上司と顔を合わせるだけで動悸がする
- 仕事のことを考えると不安で眠れない
その上司のもとにいることで心身に大きな負荷がかかっている場合、無理にその場にとどまる必要はありません。
自分の心身の健康を保つことも大切です。
このままでは危ないと思ったら、すぐに退職することも視野に入れておきましょう。
転職する前に!合わない上司対処法
「上司とは合わないけど、できれば今の仕事は辞めたくない」
そうした場合は、上司とうまくやっていく方法を身につけるしかありません。
少しでも日々のストレスを緩和できるよう努めましょう。
一定の距離をとる
近くにいることがストレスになるなら、不自然にならない程度に距離をとりましょう。
それだけで、精神的な安定を得られることもあります。
表面的な付き合いにとどめる
相手が上司である以上、一切関わらずに済ますことはできません。
業務上仕方のないことだと割り切り、表面的な付き合いにとどめることを意識しましょう。
合わないと感じる度にいらいらするのをやめて、「どうせ仕事で関わるだけの人だ」と思えば楽になることもあります。
上司本人と話し合う
指示内容に納得できない、今回は自分のやり方で進めさせてほしい…。
どうしてもしこりを取り除きたいなら、上司と直接話し合うことも有効かもしれません。
上司は上司で、これまでの成功体験や独自の理論のもとで指示を出しています。
その指示に至るまでの背景や、提示されたやり方で進めたらどのような成果が期待できるのかという部分を説明されれば、納得できることもあるものです。
そのうえで自分の思いも共有すれば、お互いへの理解が深まることもあるでしょう。
ただし、お互いに相手の意見を受け入れる態勢ができているかどうかによって結果は変わってきます。
かえって溝が深まってしまうこともあるので、話し合いが成立する相手かどうかしっかり見極めましょう。
無理に相手を変えようとしない
大前提として、人はそう簡単には変わらないことを理解しておきましょう。
そもそも、部下からの指摘を受けて考え方を改められるような上司であれば、普段から嫌な気持ちにさせられることはないはずです。
相手を変えるよりも、自分が変わる方がはるかに簡単です。
「この人はこういう人だ」と諦めて、そつなく対応する術を考えた方がよいかもしれません。
上司の上司に相談する
どうしても我慢ならない時は、上司の上司に相談してみるとよいでしょう。
その上司の言動・行動によって心身が疲弊していること、業務がうまくいかないことなどを訴えるのです。
上司もしくは自分の部署異動など、具体的な解決策を検討してくれることもあります。
話を聞いてくれそうな人がいれば、相談してみましょう。
大事なことを見極めよう
会社という組織に属している限り、上司との関係性は少なからず仕事に影響します。
合わない上司が近くにいると、働き続けることに不安を感じてしまうでしょう。
ただし、どんな職場で働くにしても、100%自分の思い通りにはならないものです。
まずは、そんな合わない上司とうまくやっていく方法を試してみるとよいでしょう。
ほんの少し歩み寄るだけで、お互いの印象が変わることもあります。
どうしても続けられないと思ったら、勢いで辞めてしまう前にこれからのお仕事探しの軸となるものを探してみましょう。
「嫌だな」という気持ちの向こうには、「こうしたい」という希望が隠れているはずです。
自分自身が働くうえで大切にしていることを理解して、これからの転職活動に備えましょう。
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