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保育園・幼稚園・認定こども園、どれがいい?働き方から選ぶ保育施設の選び方

「結婚・出産を迎えても働き続けたい!」と願うママさんが増えています。しかし、子どもを放っておくわけにはいきません。

「保育園と幼稚園、どっちを選べばいいの?」「最近よく聞く認定こども園って何が違うの?」

いざ子どもの預け先を考え始めると、次々と疑問が浮かんでくるものです。まずは保育園・幼稚園・認定こども園の違いを理解して、自分の働き方に合った保育施設を選びましょう。

この記事では、3つの保育施設の特徴の違いから、働き方別のおすすめの選び方まで、2025年最新の情報を踏まえて詳しく解説します。

3つの保育施設、まず特徴を比較

幼稚園と保育園の違い

かつては「保育園」と「幼稚園」の2択が一般的でしたが、現在は「認定こども園」という第3の選択肢も広く普及しています。まずは3施設の違いを一覧で確認しましょう。

【保育園・幼稚園・認定こども園の基本比較】

比較項目 保育園 幼稚園 認定こども園
管轄 厚生労働省(こども家庭庁) 文部科学省 内閣府
入園条件 「保育の必要性」の認定が必要 特になし 認定区分による
対象年齢 0歳〜就学前 3〜4歳〜就学前 0歳〜就学前
保育時間 標準8時間程度(7時〜18時頃) 標準4時間程度(9時〜14時頃) 認定区分により異なる
主な目的 保育(生活面のサポート) 教育 保育+教育の両方

それぞれの特徴を、詳しく見ていきましょう。

保育園・幼稚園・認定こども園それぞれの特徴

入園の条件

保育園と幼稚園の大きな違いは、入園するための条件の有無です。

保育園は、保護者に病気・仕事などによる「保育の必要性」が認められなければ利用できないという条件があり、保護者の就労状況・家庭環境などをもとに審査(利用調整)されます。その結果、預け先を見つけられない「待機児童」の問題があるように、地域によっては入園まで相当な苦労が必要な場合があります。

一方、幼稚園には特にそうした条件はなく、基本的に誰でも入園できます。

認定こども園は、利用したいサービスによって「1号認定(幼稚園に近い利用)」「2号・3号認定(保育園に近い利用)」のいずれかを受ける必要があり、保育園同様「保育の必要性」の認定が求められる区分もあります。

園の目的

保育園と幼稚園では、園のスタンスが異なります。管轄も、保育園はこども家庭庁(旧・厚生労働省)、幼稚園は文部科学省と異なっており、保育園は「保育」を中心に、幼稚園は「教育」を中心に据えています。

幼稚園は小学校に上がる前の準備期間という意味合いが強いため、お昼寝の時間はなく、座って学習する時間が多くとられます。先生の話を静かに聞くなど、小学校へのステップアップに欠かせないスキルを早めに身につけさせたい場合は幼稚園がおすすめです。

しかし、近年は教育に力を入れている保育園も増えており、一概には言えなくなってきました。子どもをどのような環境で育てたいかということも、考えたいポイントのひとつです。

認定こども園は、この「保育」と「教育」の両方の機能をあわせ持つことをコンセプトとした施設です。保護者の就労状況が変化しても、通い続けられる(例えば、退職後も転園せずに通える)という利点があります。

預けられる年齢

どの施設も、ご家庭の状況・子どもの様子を見て、預ける年齢はある程度自由に選ぶことができます。

  • 保育園:0歳から(施設によって受け入れ月齢は異なる)
  • 幼稚園:3〜4歳から
  • 認定こども園:0歳から(認定区分による)

早く職場復帰をしたいママさんは、0歳から預けられる保育園・認定こども園を選ぶ方が多いようです。

保育時間

保育園、幼稚園の保育時間

【保育時間の目安】

  • 保育園:7時〜18時(保育時間標準8時間)
  • 幼稚園:9時〜14時(保育時間標準4時間)
  • 認定こども園:認定区分により、幼稚園タイプ・保育園タイプいずれかの時間帯が適用される

お仕事の事情を考えると、預けられる年齢と同じく重視したいポイントです。共働きが一般的になってきた現代、フルタイムで働くママさんも多いでしょう。その場合は、より遅い時間まで預かってくれる保育園・認定こども園を利用したいところです。

延長保育・預かり保育

共働きの家庭が多くなってきた流れを汲み、近年は保育園・幼稚園・認定こども園ともに「延長保育」「預かり保育」が充実してきています。

保育園の場合は開園前・閉園後、どちらも延長できる場合が多いです。例えば「開園前の1時間延長」であれば、開園が7時の園でも6時には預けることができます。夜の延長時間は20時までのところが一般的ですが、園によっては夕食を出してくれるところ・24時間体制をとっているところもあるので、勤務時間が不安定な場合はそういった取り組みをしている保育園を探してみましょう。

延長保育といえば保育園のイメージが強いですが、幼稚園でも取り入れるところが増えてきています。幼稚園の場合は、延長時間は17時までのところが多いようです。

保育園・幼稚園・認定こども園ともに、事前申し込みや別途料金が必要な場合がほとんどで、回数制限がある場合もあります。それぞれの情報をよく確認するようにしましょう。

願書の受付時期

保育園の願書提出先は、認可保育園は各自治体の該当窓口、それ以外は各園の場合が多いです。4月入園の場合は10〜12月の間が願書受付期間となっています。その結果は1〜2月頃通知されることが多いようです。

一方、幼稚園の場合は各園に直接願書を取りに行き、その後各園に提出する場合が多いようです。願書は9〜10月から配布を開始し、11月から受付であることが一般的です。願書提出の際に簡単な面接を行う場合もあります。

認定こども園は、受け付ける認定区分によって受付窓口・時期が異なるため、希望する園・お住まいの自治体に直接確認することをおすすめします。

2025年現在、無償化・新制度で変わったこと

2025年現在、保育施設を取り巻く環境にはいくつかの変化があります。

① 幼児教育・保育の無償化(3〜5歳)

2019年10月から、3〜5歳の子どもの保育園・幼稚園・認定こども園の利用料が原則無償化されています(0〜2歳は住民税非課税世帯のみ対象)。詳しくは「保育料無償化はどこまで対象?」の記事もあわせてご確認ください。

② こども誰でも通園制度(2026年度から本格実施)

保護者の就労状況にかかわらず、0歳6ヶ月〜満3歳未満の子どもが保育施設等を利用できる新しい制度が全国でスタートしています。「まだ働いていないが、少しずつ保育園に慣れさせたい」という場合の選択肢としても注目されています。

③ 認定こども園の普及がさらに進んでいる

保護者の就労状況の変化に柔軟に対応できる施設として、認定こども園を選ぶ家庭が増えています。「今は仕事をしていないが、いずれ働きたい」という方にとっても、転園の手間がない点が魅力です。

これらの制度を踏まえ、「今の働き方」だけでなく「将来的にどう働きたいか」も視野に入れて施設を選ぶことをおすすめします。

働き方別・おすすめの保育施設

保育園と幼稚園、選び方

正社員でがっつり働く!フルタイム復職なら「保育園」

  • 正社員として働きたい
  • できるだけ早く社会復帰したい

そんなママさんには保育園(または保育利用の認定こども園)がおすすめです。

0歳から預けられる

「できるだけ早く社会復帰したい」ママさんには、0歳から預けられる保育園がおすすめです。しかし、今や共働きが一般的になっており、同じようなライフスタイルを望むママさんが多くいます。そのため、保育園は待機児童の問題が深刻な地域もあり、すぐに決まらないことも少なくありません。復帰したい時期を決め、前もって準備しておきましょう。

しっかり働いてもお迎えに間に合う

「正社員で働きたい」場合は、できるだけ長く預かってくれるところがよいでしょう。保育園ではだいたい7時から18時まで預かってくれるため、職場から近い保育園であればお迎えにも十分間に合います。フルタイムで働くことが難しくても、時短勤務や延長保育の利用で両立が可能です。働くママがいる職場であれば、理解を得られやすいかもしれません。

正社員としてすぐに復職するためのポイント

  • 早めの準備が効果的:4月入園の場合の願書受付期間は一般的に10〜12月。出産予定が秋頃の場合、産後すぐに動かなければならない計算になります。妊娠中から保育園の情報収集を始めておくとよいでしょう。園見学などは、身体に負担がかかりにくい時期に行っておくのがおすすめです
  • 広い視野を持つ:待機児童が問題になっている地域では、エリアによってはどこもいっぱいということにもなりかねません。最初の情報収集の段階で絞り込みすぎず、認可・認可外を問わず広い視野で候補を挙げておくことが大切です。同時に、働きながらの送り迎えに負担のない園を選ぶことも重要です。家・保育園・職場の動線をよく考えましょう

子どもとの時間を大切に!パートで徐々に復帰なら「幼稚園・こども園」

子どもとの時間を大切に!保育園とパートの両立

  • 仕事もしたいけど、極力子どものそばにいたい
  • 働き方や雇用形態にこだわりはない

そんなママさんには幼稚園(または教育利用の認定こども園)がおすすめです。

子どもと長く関わることができる

子どもの成長の上でも大切な幼少期。できるだけ一緒にいたいですよね。仕事もしたいけど、生まれてすぐ保育園に預けてしまうのは不安だという方もいらっしゃるでしょう。出産後は仕事を離れて子どもと関わり、幼稚園に預けられるようになってから短時間のパートなどで徐々に社会復帰をするママさんも多くいます。共働きの家庭が増えてきたとはいえ、一度お仕事から身を引くという選択も決して間違いではありません。

働くママの利用も多数

保育園は働くママ、幼稚園は専業主婦が利用するところだという認識も未だにあるかもしれません。しかし、今や幼稚園でも預かり保育の設備が充実しているので、働き方を工夫すれば問題なく両立できます。シフトの融通がきくところ、短時間でも勤務できるところを選ぶようにしましょう。

幼稚園に預けながら働くためのポイント

  • しばられすぎない仕事を選ぶ:幼稚園は行事やPTAの集まりなどが多い傾向にあります。土曜日に行事があって平日が振り替え休日になることも少なくありません。平日・土日どちらかが「絶対に休めない」環境だと両立が難しくなってしまうため、勤務時間・シフトが自由に決められる仕事を探すことが大切です
  • 長期休暇にも要注意!預かり保育を確認する:仕事の状況によっては、お迎えの時間に間に合わないこともあるかもしれません。幼稚園を選ぶ際には、預かり保育の時間・内容・料金などをよく確認しておきましょう。夏休みなどの長期休暇にも注意が必要です。幼稚園によっては長期休暇でも預かり保育を実施している場合があるので、あわせて確認しておきましょう

不規則勤務・夜勤なら「夜間保育園」

夜間保育園という選択

  • 勤務スケジュールが不規則
  • 夜勤があり、日中のお迎えは難しい

そんなママさんには、夜間保育園という選択肢があります。

寝かしつけまで対応

「毎日勤務のスケジュールが違う。毎回延長手続きをするのは大変!」「夜遅くに仕事が終わるから迎えに行くのは夜中になっちゃう!」というママさんには、夜間保育園という手もあります。その名の通り夜間に子どもを預かってくれる保育園で、近年注目されている保育施設です。

夜間保育を専門にしている園もあれば、通常の保育園が並行して運営している園もあります。保育時間は11時〜22時が一般的です。前後の延長保育はもちろん、お泊りに対応してくれる園もあります。食事や寝かしつけまで対応してくれるため、夜遅くなってしまっても安心して預けられます。

数はそう多くはありませんが、普通の保育施設に不安を感じるようであれば、一度検討してみてはいかがでしょうか。

「子どもの預け先が決まったら、働き方について相談したい」という方へ

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保育施設探しで失敗しないための準備

子育てと仕事の両立

共働きが増えてきたとはいうものの、育児の負担が軽減されたわけではありません。子育てをしながら仕事をするのは想像以上に大変です。「仕事をしたいのに保育園に空きがない!」「子どもと一緒に過ごしたいけど一度辞めたら復帰が心配…!」など、どの施設を選択しても不安は尽きないことでしょう。

【保育施設探しで押さえておきたいポイント】

  • 自分の働き方(フルタイム・パート・不規則勤務等)を明確にした
  • 認可・認可外を問わず、複数の候補施設をリストアップした
  • 家・保育施設・職場の動線を確認した
  • 延長保育・預かり保育の時間・料金・回数制限を確認した
  • 長期休暇中の預かり対応の有無を確認した
  • 願書の受付時期・必要書類を事前に把握した
  • 保育料無償化・こども誰でも通園制度など、活用できる制度を確認した

社会の変化に伴って、保育施設の体制も変化しつつあります。しっかりと情報収集をして、自分の働き方に合った保育施設を見つけましょう。

よくある質問(Q&A)

Q. 認定こども園は保育園・幼稚園とどう違うのですか?

A. 認定こども園は「保育」と「教育」の両方の機能をあわせ持つ施設です。利用したいサービスに応じて「1号認定(幼稚園的利用)」「2号・3号認定(保育園的利用)」のいずれかの認定を受けて利用します。保護者が働き始めた・仕事を辞めたなど就労状況が変化しても、転園せずに通い続けられる点が大きなメリットです。

Q. 待機児童が多い地域では、どう対策すればよいですか?

A. 認可保育園だけでなく、認可外保育施設・企業主導型保育所・小規模保育事業なども含めて広く候補を探しておくことをおすすめします。また、まず認可外施設に入園して就労実績を作ることで、認可保育園への転園時に有利になる「点数」が加算される自治体もあります。お住まいの自治体の子育て支援窓口に早めに相談しましょう。

Q. 幼稚園の預かり保育だけで、フルタイムの仕事は続けられますか?

A. 園によって預かり保育の時間・長期休暇中の対応が大きく異なるため一概には言えません。フルタイムでの就労を考えている場合は、預かり保育の終了時間・夏休み等の長期休暇中の対応状況を事前にしっかり確認することが重要です。対応が難しい場合は、保育園や認定こども園(保育利用)を検討することをおすすめします。

Q. 夜間保育園は全国どこにでもありますか?

A. 数はそれほど多くなく、地域によっては利用できる園が近くにない場合もあります。お住まいの自治体・子育て支援センターに、近隣の夜間保育対応施設について問い合わせてみることをおすすめします。夜間保育園がない場合は、ベビーシッター・訪問型の保育サービスとの組み合わせも検討してみましょう。

まとめ

  • 保育施設には保育園・幼稚園・認定こども園の3種類があり、管轄・入園条件・保育時間・目的がそれぞれ異なる
  • 保育園は「保育の必要性」の認定が必要で0歳から利用可能。フルタイム正社員での復職を目指す方に向いている
  • 幼稚園は入園条件がなく3〜4歳から。教育を中心とした施設で、パートで徐々に社会復帰したい方に向いている
  • 認定こども園は保育と教育の両方の機能を持ち、就労状況が変化しても通い続けられるメリットがある
  • 2025年現在、幼児教育・保育の無償化・こども誰でも通園制度など、活用できる制度が広がっている
  • 不規則勤務・夜勤がある場合は夜間保育園という選択肢もある(11時〜22時が一般的な保育時間)
  • 保育施設選びでは、延長保育・預かり保育の時間や料金、長期休暇中の対応、願書の受付時期を事前にしっかり確認することが重要
  • 「今の働き方」だけでなく「将来的にどう働きたいか」も見据えて、自分に合った保育施設を選ぶことが大切

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