仕事内容とのミスマッチやライフスタイルの変化。
転職を選ぶ理由は人それぞれです。
しかし、時には「前の職場の方がよかった!」と思うこともありますよね。
今回は、選択肢としての「出戻り転職」を考えてみましょう。
出戻り転職とは
出戻り転職とは、一度辞めた職場で再度働くことを指します。
退職を選ぶのにはそれなりの理由があったはずですが、事情によっては前の職場に戻りたいと思うこともあるでしょう。
たとえば…
- 転職してはみたけれど、「前の職場の方がよかった…」と感じる
- 妊娠・出産や親の介護などでやむを得ず退職した
- 転職先で身につけたスキルを活かしてもう一度チャレンジしたい
実情を知らないところに飛び込むよりは、勝手知ったる前の職場に戻りたいという気持ちはわかります。
しかし、縁を切ったのはあなた自身です。
改めて採用してもらうことはできるのでしょうか。
出戻り転職ってアリ?ナシ?
結論から言うと、近年は出戻り転職が歓迎される傾向になってきています。
一時は敬遠されていた出戻り転職ですが、人手不足が叫ばれるようになったことで風向きが変わってきたのです。
今や、新人を育てるための人員を捻出することすら難しい企業も少なくありません。
元・社員であれば、ブランクがあったとしても教育にかかる時間は新人よりもはるかに短く済むでしょう。
そうした側面から、出戻り転職は企業にとってありがたいことという認識が強くなっていると言えます。
出戻り転職が成功しやすい人の特徴
好意的に受け入れてもらえるケースが増えてきたとはいえ、誰でもOKというわけではありません。
ここからは、出戻り転職が成功しやすい人とそうでない人の違いを解説します。
まずは、成功しやすい人の特徴から。
在職中に実績がある
当然、働くからにはビジネスに貢献しなければなりません。
在職中に目に見える実績があった方であれば、出戻りも歓迎してもらえるでしょう。
転職先で実績がある
加えて、転職先企業への貢献度やそこで身につけたスキルをうまくアピールできれば、成功の可能性が高まります。
特に、同職種やこれからの仕事につながる実績があればより好意的に見てもらえるでしょう。
社内ルールをある程度知っていることもプラスに作用し、即戦力としての活躍を見越した採用となりそうです。
社内での人間関係が良好だった
一方、「また一緒に働きたい」と思ってもらえるような関係性を築けていたかどうかも重要です。
結局は人と人。
「優秀だったけど、あまりよい印象がない」人よりも、「在職期間は長くなかったけど、今のメンバーとも馴染めそう」な人の方が受け入れてもらいやすいかもしれません。
円満退職できた
どのような理由にせよ、退職という選択は企業にとってマイナスです。
だからこそ、円満退職であるかどうかは重要なポイントになります。
もしもの時に備えて、後腐れなく退職することを心がけておきましょう。
出戻り転職が失敗しやすい人の特徴
在職中の勤務状況に問題あり
上司とよく衝突していた、何度も遅刻をしてしまった、ノルマをまったくクリアできなかった…。
このように、人間関係や働き方、勤務態度などに問題があった場合は、失敗しやすい傾向にあります。
他社でいくら経験を積んだとしても、「あえて懸念事項のある人を採用しなくても…」という判断で落とされてしまうでしょう。
勤務年数が少ない
出戻り転職を受け入れる企業側のメリットのひとつは、即戦力をゲットできることです。
勤務年数が少ないと、即戦力になってくれるかどうかの判断ができず、採用を見送られてしまうこともあります。
さらに、数ヶ月で辞めてしまった場合は「またすぐに辞めてしまうのではないか」という不安も加わってしまうため、出戻り成功の可能性は低くなるでしょう。
退職時にトラブル
繰り返しになりますが、退職はそれだけでマイナスの出来事です。
そのため、退職に伴ってなんらかのトラブルを起こしてしまった場合、出戻り転職は難しいと言えます。
特に、仕事に対する不満を言ったり、よくない態度をとってしまった自覚があるなら、別の転職先を探した方がよいかもしれません。
出戻り転職の方法
求人に応募する
方法のひとつは、通常の転職活動と同じように求人に応募することです。
出戻り転職を受け入れるための制度がある場合もあるので、勤務経験があることは事前に伝えておいた方がよいでしょう。
同僚や上司に直接連絡する
もうひとつは、同僚や上司に直接連絡する方法があります。
もし、辞めた後も連絡をとっている方がいるなら、相談してみましょう。
うまくいけば、採用担当の方まで話をつないでくれるかもしれません。
企業側から声がかかることも
場合によっては、「戻ってこないか」と声をかけてくれることもあります。
嬉しい申し出ですが、即決せずに雇用条件や仕事内容などをよく確認するようにしましょう。
出戻り転職の注意点
出戻り=簡単ではない
一度お世話になった職場とはいえ、転職は転職です。
通常の転職と同じように、書類選考や面接を行うところも少なくありません。
志望動機や強みなどは、出戻りだからこそのアピールが必要なため、かえって難しいとも言えます。
油断せず、しっかり転職準備をしましょう。
待遇がリセットされるかも
役職やお給料など、以前働いていた時に得たものがすべてリセットされてしまうケースもあります。
そのあたりについては、面接の際によく聞いて、納得できない部分は交渉しましょう。
しかし、継続して働いている方との差別化を目的としていることも多く、どうしても避けられない場合もあります。
働いていた頃の記憶があるぶん、つらいかもしれません。
「あの頃」と同じとは限らない
戻るまでに期間が空いた場合は特に、職場環境が変化している可能性を考慮する必要があります。
部署のトップが変わっていれば、仕事の進め方や社内ルールも変わっているかもしれません。
新しい人が加わったり親しかった人がいなくなったりして、人間関係にも変化があるかも。
出戻り転職は、ミスマッチが起こりにくいのが最大のメリットです。
しかし、100%「あの頃」と同じ環境で働けるわけではないため、事前確認は怠らないようにしましょう。
辞めづらい
一度退職している手前、「辞めたい」と言い出しづらいのも特徴です。
上に挙げたような理由でミスマッチに気づいたとしても、すぐに辞めるのは難しいでしょう。
気心知れた場所でもう一度働ける出戻り転職は、安心する部分も多いもの。
しかし、だからこそ注意しなければならないこともあるのです。
そうした側面も踏まえて、本当に出戻り転職をしたいかどうか慎重に検討しましょう。
退職理由を忘れない
転職先の職場環境が悪かったり、思うような仕事ができない時、「前の職場の方がましだった」と思いがちです。
しかし、その勢いで出戻り転職をしてしまうのはおすすめしません。
退職に至ったのには理由があったはずです。
以前と同じ不満を持ってしまったら、なんのために転職したのかわかりませんよね。
距離を置くことで美化されてしまう部分は少なからずあります。
そこで働いていた自分の姿を思い出して、冷静な判断を心がけましょう。
出戻り前に要検討!
人手不足も影響し、歓迎ムードの出戻り転職。
転職先候補のひとつとして、これまでに働いたことのある職場を検討するのが当たり前の時代も来るかもしれません。
気心知れた仲間と再び働ける安心感がある一方、通常の転職よりも慎重になることも必要です。
退職すると決めた時の気持ちを忘れてはいませんか。
一度原点に立ち返り、本当にそこで働きたいのか改めて考えてみましょう。
そのうえで必要な対策をとることができれば、スムーズに出戻り転職を成功させることができますよ。
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