就職活動をしている中で、耳にする言葉「内定」。
新卒で就職活動中の学生さんも、中途で転職活動中の方も
「内定をもらえました！」「内定でました！」
なんて口にしたことがあるのでは？
そんな身近な「内定」という言葉ですが
意味をきちんと理解していますか？
「内定」の意味とは？
一般的に理解されている「内定」とは
『企業から候補者に最終選考の合格通知がされ、
採用の意思を伝えた状態』を指します。
この場合の「内定」という言葉は
法律などで明確に定義・契約されているものではありません。
法的な内定とは『企業と候補者との間で
入社（雇用）の約束ができた状態』を指します。
企業から「採用条件通知書」が送付され、
求職者が求人企業に対し入社日・年収等重要な条件を踏まえ
就業することの意思表示をした状態のことを指します。
つまり、求職者が採用条件通知書の内容に同意し
その企業に入社することを承諾してはじめて
労働契約上の「内定」といえるのです。
それでは「内定」の意味を理解した上で
内定後の流れを確認していきましょう。
内定後の流れ5ステップ
内定後の流れは一般的に次のように進んでいきます。
- 内定連絡を受ける
- 労働条件の確認、承諾・辞退の返事
- 入社日・退職日の決定
- 雇用契約の締結・入社手続き
- 現在の会社の退職準備
1. 内定連絡を受ける
最終選考を通過するとメール・電話で内定の連絡があります。
まずは連絡をいただいたことへのお礼を伝えましょう。
この時点では正式な返事はせずに詳細な労働条件を確認した上で
内定を承諾・辞退するのかを決めましょう。
2. 労働条件の確認、承諾・辞退の返事
内定の旨と、労働契約期間や賃金などの労働条件が書かれた書類は
「内定通知書」「採用通知書」「雇用契約書」などと呼ばれます。
しっかりと内容を確認して、内定の承諾・辞退を決めましょう。
まずは電話連絡をし担当者不在の場合はメールを。
内定承諾・辞退の返答期限は1週間以内がベターです。
（回答期限を提示された場合は期限内に返事を）
他企業の面接結果を待ってから連絡したいなど
保留にしたい場合は、回答までに時間が必要な理由を伝えた上で
企業から許可をもらい、遅くとも2週間以内には連絡を。
しごと計画学校のような転職エージェントサービスを利用の場合は
担当キャリアアドバイザーを介して返事をします。
「入社前面談」とし、企業と内定者による事前面談を設け
労働条件・業務内容・入社の意思などを確認する場合もあります。
3. 入社日・退職日の決定
最終面接時に入社時期をおおよそ相談している場合が多いため
内定通知を受けた際には それを踏まえた入社日を
指定されることが大半です。
内定通知を受けた後に調整することも可能ですが
面接時に伝えた入社可能時期と大幅に変わると
印象がよくありません。
そのためにも、面接時には入社可能な時期を
しっかり把握しておくようにしましょう。
内定を正式承諾したら、
並行し現在の職場へ退職の意思表示をします。
退職の意思表示の期限は会社の就業規則・労働条件通知書の
記載を確認しておきましょう。
民法上雇用期間に定めのない無期雇用の方は
退職日の2週間前通知とされていますが、
就業規則上では引継ぎや手続きを考慮し
退職日の1ヵ月前通知と定めているところが多数です。
それを踏まえた上で、スケジュールを組んでいきましょう。
また、退職日は入社日の前日にするのがスムーズです。
退職日と入社日の間が1日でも空くと
社会保険の手続きを自ら市役所等で行う必要があります。
4. 雇用契約の締結・入社手続き
雇用契約を結ぶタイミングは会社により様々。
内定通知書への承諾の返事をもって契約とするケース、
内定通知書の確認・承諾の返事を経て
改めて雇用契約書にサインするケースもあります。
入社手続きの提出物・準備物も会社によりますが
一般的に必要なものは事前準備しておきましょう。
退職する会社から受け取る書類もありますので要チェックです。
- 雇用保険被保険者証、その他雇用保険被保険者番号が確認できる書類
- マイナンバー
- 年金基礎番号が確認できる書類（年金手帳・通知書など）
- 運転免許証など本人確認書類
- 源泉徴収票（前職退職後、入社日と同じ年内に収入がない場合は不要）
- 給与振込先が確認できる書類（通帳コピーなど）
- 扶養控除申告書
その他 健康診断書・退職証明書・身元保証書など
必要書類・準備物を就職先の採用担当者に確認しておきましょう。
5. 現在の会社の退職準備
上司や人事などと相談しながら仕事の引き継ぎ先を決め
引継ぎ資料作成を進めましょう。
同時に、同僚や周囲取引先の人へ挨拶・後任者の紹介、
最終出社日の返却物をまとめるといった事前準備をしましょう。
有給消化がある方は有給休暇残日数の確認も必要です。
退職に必要な手続きを確実に済ませ
最終出社日においてはお世話になった周囲の方へ
これまでの感謝を伝えることを忘れないようにしましょうね。
まとめ
ここまでが内定を受けてから入社の準備までの流れです。
今回は「在職したまま転職活動をするケース」をご紹介しましたが
一旦退職をしてから転職活動をする方も
応用しながらぜひ参考になさってくださいね。
しごと計画学校のキャリアアドバイザーは
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就職・転職活動のサポートはもちろん
内定後や入社後も丁寧にコンタクトをとっています。
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