人物

転職の際に「休職」してること、言う?言わない?

ここ最近、相談が増えてきた「休職」について。

 

特に多いのが精神的な理由での休職中に

転職活動をしたいという方からのご相談です。

 

今回はこの休職中の転職をテーマに

実際に休職したことを言わずに

転職を叶えた方の実例とともにお伝えします。

人物

 

そもそも休職中の転職活動はありなのか

休職をしている身で転職活動をするのは

ダメな気がする・・・

と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

これに対する答えは

「しても問題ありません」。

 

というのも、法律上特に規定されておらず

休職中の転職活動は個人の判断に任されるから。

 

しかしながら、在籍している会社の就業規則に

休職中の転職活動を制限するような記述がある

ケースもあるようなので

そのあたりはしっかり確認をして

リスクヘッジしておくことをお勧めします。

 

また、心身の不調で休職している方の場合

急いで転職活動をして、大きく環境を変えることが

症状をより悪化させてしまう可能性があるので

慌てて行動しないよう要注意です。

 

転職をすること自体をゴールにしてしまうと

焦りから自分の大切にしたいことが叶わない転職になります。

自分の状況に合わせて活動しましょうね。

 

休職してることを応募先企業に言うべきなのか

前述した通り、

休職している間の転職活動は

いいとも悪いとも規定されていないからこそ

応募先企業に言うべきか言わないべきか悩みどころです。

 

私の体感値としては

これまでご支援させて頂いた方々は

休職していることを言わない人の方が多いかな?という印象。

 

その理由は、

休職していることを言う

=自分の言いたくないネガティブな話をせざるを得ないから。

 

パワハラ、セクハラなど色んな理由があると思いますが

人によっては言いたくない事情を抱えていることもあります。

 

あくまでも自己判断になりますが、

聞かれない限りは言わないという選択肢を取る方が

多いように思います。

ただ、留学や進学など前向きな理由での休職は

むしろ伝えた方がいい場合もあるので

ケースバイケースです。

 

また、休職を隠していることが

心理的な負担になることもあるので

選考の際に伝えるか復帰後のタイミングで

転職活動をするという方もいらっしゃいます。

 

履歴書に職歴自体なかったことにするような虚偽の記載や

面接の際に休職したことがあるかを聞かれたのに

答えないのは嘘になるので

最悪の場合内定取り消しや解雇など

重大なトラブルになる可能性もあります。

 

誠心誠意対応するようにしましょう。

 

どんな時に休職していることがばれてしまうか

私がご支援させて頂いたAさんは

販売のお仕事をされていましたが

コロナの影響で店舗営業ができない時期が続き

その不安から心療内科に通院し始めました。

 

そこで、適応障害という診断がついたことから

心と体を休めるという理由で休職に入ることに。

 

休職期間に入ってもコロナが落ち着くわけでもなく

なかなか不安が軽減できず1年弱という長期間に渡り

休職を続けておられました。

 

職場復帰を前提として休職でしたが

主治医との相談の上、転職を決意。

 

受けたい会社を見つけ、転職活動を始めたAさんも

「休職しない」という選択をされました。

 

Aさんは人物的にも実績的にもとても素敵な方だったので

第一志望にすんなり内定をもらうことができました。

入社の意思表示をすると、入社に必要な書類の案内がきました。

 

その書類のうち、「源泉徴収票」を求められたことで

Aさんはとても不安を感じておられました。

入社時の提出書類で休職していることが判明するケースも

Aさんのように、選考の際には聞かれなかったので

伝えていない場合、入社時に源泉徴収票の提出を求められると

焦ってしまいますね。

 

特にAさんの場合、休職期間が1年と長く

源泉徴収票の収入が極端に低くなっていました。

 

結果的に、

いつバレるか不安、という状況で入社するのは

Aさんの精神衛生上も良くないということで

実は休職していたけど

面接時に伝えるタイミングがなかった旨を

総務の方に相談するという選択をされました。

 

Aさんは相談した結果、特に問題にはならず

無事入社することができ、希望通りの再就職を果たされました。

 

このように、選考の際には言えなくても

後から伝えるケースもあるので

不安を感じられるなら伝えておくのも一つの選択肢です。

 

まとめ

今日のテーマは「休職」してることを言うか言わないか

悩んでいる方向けに、

実際に私が経験した事例をご紹介しました。

 

言うか言わないかだけではなく、

あなた自身の強みや良さ、

応募先企業への想いなどを対策しましょう。

 

休職していたこと以上に、採用したい人材だと感じさせ

入社してからのその期待に応えるような働きぶりをみせれば

結果的に会社に貢献することができます。

是非前向きに考えて行動してみてくださいね。

 

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